積立投資の基本 / 新NISA

新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」はどう使い分ける?子育て世帯の組み合わせ方|2026年6月版

|子育て中のママ・積立日記 編集メンバー 最終更新:2026年6月15日
本記事は2026年6月時点の金融庁公表情報をもとにした教育・情報提供を目的とした内容です。特定の商品の購入を推奨するものではありません。投資信託は元本が保証されず、価格変動により損失が生じる可能性があります。制度の詳細や最新の内容は、必ず金融庁および各金融機関の公式情報をご確認ください。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は、同じ年に併用できます。年間の上限は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計360万円です。教育費のように使う時期が決まったお金は、低コストのインデックス投信を毎月買う「つみたて投資枠」を軸にするのが、子育て世帯では考えやすい組み合わせです。以下で違いと使い分けを比較表で整理します。

そもそも2つの枠は何が違う?

2つの枠の最大の違いは「対象商品」と「年間の投資できる金額」です。つみたて投資枠は、金融庁の基準を満たした長期・積立・分散向けの投資信託に限られます。成長投資枠は、それに加えて多くの上場株式やETF、投資信託も対象になります。どちらも運用で得た利益が非課税になる点は共通です。

年間投資枠と非課税限度額の比較

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
2枠の合計(年間)最大360万円
生涯の非課税保有限度額合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
対象商品長期・積立・分散に適した一定の投資信託上場株式・ETF・投資信託など(一部除外あり)
非課税期間無期限
向いている使い方毎月コツコツの積立積立+まとまった資金の投資

出典:金融庁「NISAを知る/新しいNISA」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

子育て世帯はどちらを優先すればいい?

使う時期が決まっているお金は、値動きの幅を抑えやすい低コストのインデックス投資信託で、つみたて投資枠を軸にするのが考えやすい方法です。教育費は「いつ・いくら必要か」が見えやすいため、毎月一定額を自動で積み立てる仕組みと相性が良いからです。一方で、生活防衛資金や近い将来に使う予定のお金まで投資に回すのは避けたいところです。

判断のステップ(4つの順番)

  1. 使う時期を分ける:5年以内に使うお金(直近の学費など)は預貯金、10年以上先のお金は投資の候補にする。
  2. 毎月の積立額を決める:家計から無理なく続けられる金額を先に決め、つみたて投資枠で自動積立を設定する。
  3. 余裕資金を成長投資枠へ:ボーナスなどまとまった資金があれば、成長投資枠を併用して同じ投信を買い増す選択肢もある。
  4. 年1回見直す:収入や教育費の予定が変わったら積立額を調整する。増額・減額はいつでも可能。

我が家の場合(実体験)

我が家では、子どもが生まれた年から「教育費用」と名前を付けて、つみたて投資枠で毎月3万円のインデックス投信の自動積立を続けています。金額の大小よりも、まず仕組みを止めずに回し続けることを優先しました。ボーナス月だけ成長投資枠で同じ投信を少し買い増す、というシンプルな組み合わせにしています。値動きで増減はありますが、長期で続ける前提なので一喜一憂しないことを大切にしています。

「成長投資枠=個別株」と決めつけなくていい

成長投資枠は個別株を買うための枠だと思われがちですが、投資信託の積立にも使えます。つまり、つみたて投資枠と同じインデックス投信を成長投資枠でも積み立てる、という使い方も可能です。年間120万円を超えて積立したい場合に、成長投資枠を「積立の延長」として併用する考え方は子育て世帯にも取り入れやすい方法です。

始める前に確認したい3つの注意点

出典:金融庁「新しいNISA」制度概要(金融庁公式)/日本証券業協会「NISA特設サイト」(https://www.jsda.or.jp/nisa/

まとめ:枠の違いより「続けられる設計」が先

つみたて投資枠と成長投資枠は、対立する選択肢ではなく組み合わせて使える仕組みです。子育て世帯は、まず使う時期を分け、無理のない積立額をつみたて投資枠で固定し、余裕があれば成長投資枠を併用する、という順番が考えやすいでしょう。枠の最適化に悩むより、止めずに続けられる積立の設計を先に整えることが、15年後の安心につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. つみたて投資枠と成長投資枠は同時に使えますか?
A. 使えます。新NISAでは2つの枠を同じ年に併用でき、年間でつみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計360万円まで投資できます。根拠:金融庁「新しいNISA」(公式)。
Q. 子育て世帯はどちらの枠を優先すべきですか?
A. 一概には言えませんが、教育費など使う時期が決まったお金は、低コストのインデックス投信を毎月積み立てるつみたて投資枠を軸にする考え方が一般的です。家計や目標時期によって最適解は変わります。
Q. 成長投資枠だけで積立はできますか?
A. できます。成長投資枠でも投資信託の積立設定は可能です。ただし対象商品や非課税保有限度額(成長投資枠は1,200万円まで)が異なるため、目的に合わせて選びましょう。
Q. 非課税で保有できる上限はいくらですか?
A. 生涯の非課税保有限度額は1,800万円で、うち成長投資枠は1,200万円までです。つみたて投資枠だけで1,800万円を使うこともできます。根拠:金融庁公式情報。

公開日:2026年6月15日/最終更新:2026年6月15日 文:舞